音読を聞く作法

我が子の音読課題がいま工藤直子さんの作品なんだけども。

「あれっ、これ工藤直子さんのお話なんだ。お母さん大好き! 詩集を持っているから後で読んであげるね!」と言って気がついた。

「私がこの子の音読を聞くみたいな感じで聞かれたら、嫌だろうなあ」

子どもが音読する時間、私はいつも何かしら手を動かしている。家事だったり仕事だったりいろいろだけれど、まるで何かをしながらでなければ音読を聞いてはいけないかのようだ。わー、立場が逆になって同じことをされたら、怒らずにいられるかな。「何ら作業することなく黙って座って大人の話を聞く」機会の多い小学生の偉大さがわかる。

そして、たまに本腰入れて音読に向き合う際の私は、読み間違いを必ず指摘する。正しく読むのは大切である。しかし間違いを逐一指摘されていては、「声に出して文章を読む楽しさ」は実感できないのではなかろうか。

子どもたちよ、反省知らずの母も、時にはこうして反省するのだよ。

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です