トイレに屈(かご)うでるときでも文章を練れ~母のノルマと子のノルマ~

我が子の体幹を鍛えるために、体幹トレーニングDVDを買った。子どもの姿勢が悪いことを知人に愚痴ったところ、体幹が弱いせいかもしれないと言われたからだ。

すくすくトレーニングDVD

先生も言う。DVDの中の先生も言う。姿勢が悪いのは本人の意識が低いせいでなく、体幹が弱いから姿勢を保てないのです。この解説を聞いて調子づいた私は、「ほーらね!」と言って子どもの機嫌を悪化させ、続く姿勢チェックのチャプターで「あー、ちょっとお腹突き出してるねー」と言ってさらに悪化させた。波乱含みの滑り出しである。

いざトレーニングを始めてみると、できない、できない。基本トレーニングの前の準備運動の時点で体幹の弱さを露呈させる我が子。先行き不安。

結局、初めてチャレンジした日は不機嫌にさせたばかりだったけれども、どうにか続けている。続けているというより、完全に中断してはいないという程度。

2日に1回でも3日に2回でもいいから継続してください、と言うDVDの中の先生。もっともだ。こういうのは、継続が何より大事なのだから。実際は3日に1回というところだが、それでも、「この体操やると運動も得意になれるってDVDで言ってたよね! これで体育が得意になるならいいよね!」と鼓舞して、どうにか実践している。

とにかく辞めないことが第一なのだ。

翻って私自身のこと。

継続が何より大事ということを身をもって知らされている。そもそも、ブログは毎日つけるはずであった。「ブログ投稿1日1回、note投稿1週間1回」を自分に課した年明けであった。それが忙しさにかまけてブログは1週間2回が1回になり、ゼロ回の週もあるという体たらく。noteは10週連続投稿を達成した後、3週間超途絶えている有様。

言い訳がある。忙しかったという以外に、いやそれ以上の言い訳が。ずっと悩んでいたのだ。私は1月から宣伝会議の「編集者・ライター養成講座」の受講生となった。毎週土曜にオンラインで講義を受けている。6か月間の長丁場だが、初回から参考になること盛りだくさんで刺激を受けており、むしろ刺激が強すぎるくらいで、元気が出る以上に凹むこともあった。

凹んだポイントは、自分の文章に何の価値もないと思い知らされたことだ。

ほとんどの講義で言及されるのは、記事には価値が求められるということ。しかし私のブログ記事もnote記事も残念ながら読者に与える価値はないか、限りなく小さい。自己満足にしかならない文章を書いたところで、何の役にも立たない。そう思うと、文章を書くこと自体が怖くなるような日々だった。

だが書けない日々が続くうちに、自分の中で膨らんでいたものがしぼんでしまったような、さらっと流されてしまったような感覚を覚えるようになった。そしてようやく気付いた。「他の人に価値を与えられない文章でも、私自身にとっては書いた方が絶対にいい」

これは趣味の創作(小説の執筆)にもいえることで、何かの事情で1日とか2日、書かずにいると必ず勘が鈍る。立ち止まって行く先を見極める作業も必要なのだが、そういう日でさえ、1行でも書いた方がいいのだ。本文を書くのを1日さぼれば、すらすら書き進めるのに必要な感覚をとり戻すのに3日はかかる。いつも小説執筆に充てている早朝の限られた時間を、例えば物語の時間軸とか年表、構成案だけに費やしたとする。これらはすべてExcelで作成しており、Wordで本文を書くのとは感覚が違うとはいえ創作において大事な過程であることは間違いない。それでも、「その日、本文を執筆しなかった」反動というのは翌日になって確実に返ってくるのだ。すらすら書けない。迷いが生じる。イメージが湧かない。

小説でない文章でも同じことだ。「書かない方がいい」とうずくまるのは、自ら進んで勘を鈍らせようとしているのと同義だ。自分の中にあるものを掘り起こすには、内容やクオリティ、つまり読者に与える価値にこだわり過ぎずに、まずは書いていくしかない。

もう10年以上前のことになるが、職場の飲み会で、ある男性が悩みを打ち明けた。女性を紹介してもらっても発展しないまま終わってしまう、というのである。なぜ発展しないかというと、忙しさにかまけてメールを送らずにいるのが一番の原因らしい。それを聞いた男性2人が𠮟咤した。

「“あ” でも ”い” でも “う” でもいいからメールを打て」

「トイレに屈(かご)うでるときでもメールを打て」

「屈(かご)うでる」とは「屈(かが)んでる」の佐賀弁だが、あんまり言わないかな。この発言者のオリジナル方言のような気がする。それはともかく、この2人の助言はまったく正しいと今になって思う。

ということで、当面の目標は

(ほぼ)毎日ブログ投稿。

(ほぼ)毎週note投稿。

(ほぼ)毎月、ランサーズなりウーフーなりに記事を出品。

「ほぼ」がついている点は自分自身に大目に見て、…DVDの先生も「毎日でなくても2日に1回、3日に1回」と言っていることだし。

 

 

 

 

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