ライターの立場で経営をお手伝いする際に心に留めておかざるをえないこと
ブログ執筆やSNS投稿を代行することで、企業の情報発信のお手伝いをできたらと思い、少しずつですが勉強しています。
以前ブログで述べたとおり、「自分のオリジナル記事で勝負できるライターになる」という大きな目標があるのですが、一方で、「文章執筆を通してお役に立ちたい」という願望があるのも事実。
※オリジナル記事を執筆したいという願望を書いたブログ記事がこちら。
現在、ある企業のブログ執筆を請け負っており、本当にありがたいことに、HPの閲覧や問い合わせが増えるなどの成果が出ています。
いちおう申し添えると、これは私の力量によるものという以上に、クライアントである企業でのSEO対策が行き届いていることが大きな要因です。
そこで、独自に勉強して、ブログやSNS投稿を代行して企業の顧客獲得に貢献できるようになれればと夢を描いているところです。
私の夢はオリジナル記事で勝負できるライターになること、プロ小説家になること、さらに執筆で企業経営をサポートすることなので、二兎を追うどころか三兎を追っていることになるわけです。
二兎を追う者は一兎をも得ず、という諺がありますが、私は逆だと思っています。夢を叶えるには複数の道を自分に用意しておいたほうがいいのです。
プロ小説家になる! と意気込んで、他のあらゆることを捨ててしまう人生というのも、いかがなものでしょうか。
それよりは、この道もあるし、他の道もあるよね、ときに迷いながら進むのが楽しいよね、というほうが心に余裕もあって、その道程に楽しみも喜びも見つけられると考えています。
さて、文章を通じて企業のサポートをしたいと願う中で、この点はわかっていなければならないな、とつくづく思うのが、
「積極的に情報発信することで、企業の課題のすべてを解決できるわけではない」
ということです。
当たり前といえば当たり前のことですね。
でも、マーケティングや企業の情報発信について学んでいると、発信を充実させることでバラ色の展開が待っている、みたいな錯覚に陥る怖い瞬間があるのです。
現在、きっかけをいただいて経営者の方々にお会いする機会があるのですが、お話をしていて実感するのが、
「社会の大きな流れには抗えない部分もある」。
コロナ禍での飲食業・宿泊業の大打撃を考えるまでもなく、景気に左右されやすい業種は存在します。
また、他国との競争においては、価格面においても品質面においてもかなりシビアにやっていかざるをえない
といえます。
不景気とか他国との競争とか、情報発信によるPRで解決できるはずがありません。
これをわかった上で、自分のできることをやる。
それもわからないままに「情報発信をたくさんやれば、必ずうまくいきますんで!!」とかアピールするのは、やっぱり違うなあと思うのです。
職業として文章を選んだ者として、責任を果たすには広い視野で事象を理解することも大切なのだと最近は実感しています。