【実践編その9】あれ、おかしいなあ? 最近はイライラ子育てに振れ気味。軌道修正できるかな
〈この実験についてざっくり説明します〉ニコニコ子育てのために、子どもの帰宅後1時間は子どものために費やし、仕事や、料理など集中力を要する家事にはあてない。なおかつ、実働時間は減らさない! 11月まで実践します。
詳細はこちら→https://note.com/k5writer/n/n14f42ec64ecf
〈私のこと〉フリーランスのライターで4人暮らし(家族は夫と子ども2人)。ほとんどの日、在宅で仕事しています。
〈育児のこと〉夫の在宅時は落ち着いて子育てできるため、この実験では夫不在の時間帯をターゲットにしています。習い事の関係で夕食の準備はいつも早め。
「子どもの帰宅後1時間は、子どものためだけに充てる」。これを守れるか/守れないか、が問題ではない
子どもが帰宅したら笑顔で迎える。話を聞く。学校からのプリントに目をとおす。宿題でわからないことを聞かれたら教える。……それを実現するために、子どもの帰宅後1時間は、仕事をしない。料理もしない。それらの作業しながら子どもの相手をすると、どうしてもイライラするから。
ということで実験を続けるうちに気づいたことがあります。「仕事(料理)している隣に子どもがいるからイライラしていた」のではないのです。「子どもが隣にいるとイライラする習慣がついていた」のです。
その習慣から解放されつつある私は、子どもの帰宅時間に仕事や夕食準備を残してしまっていても、焦らなくなりました。傍らに子どもがいても、落ち着いて仕事や料理に取り組めるようになったのです。子どもがいる状況で仕事や料理をする際のポイントは「30パーセントの力でやる」こと。100パーセントの力で取り組みたいものは後回しにします。この方法で、イライラすることがだいぶ減りました。……のはずでしたが。
長すぎた夏の疲れ? 自分の「地雷」をちゃんと認識することは必要。
10月前半を振り返ると、子どもにとげとげしく対応する場面が本当に多かったのです。しかも原因があまりはっきりしない、……長すぎた夏の疲れなのか、月経前症候群なのか。子どもに怒りをぶつけてしまった場面のほとんどは以下のどちらかに分類されます。
やるべき(とこちらが思っている)ことを差し置いて、子どもがゲームや動画に走ったとき
子どもがこちらの話を聞かない時。返事はするものの、何度言っても言われたことを実行しないとき
では、「やるべきこと」や「言われたこと」は何か、といえば、「身の回りのこと(自分の分の洗濯物を片づける、など)」「習い事や学校の準備」「宿題」です。直近では、「家事手伝い」が怒りのテーマになりました。「週に2日の床掃除デー」が子どもの在宅日にあたった。ぜひ掃除を手伝ってほしいのだが手伝ってくれない。床を片づけてほしいと伝えても動かない。これが爆発の発端に(笑)。
そして上記1については、私がそもそもゲームや動画にネガティブイメージを持っているという背景は言い足しておきます。私自身は、子ども時代にゲームを楽しんできました。今はお気に入りのショート動画がいくつかあります。にもかかわらず、ゲームや動画を1秒でも早く始め、1秒でも長くかじりつこうとする我が子に感情的になってしまうって、いったい何だろう? 「ゲームや動画には子どもを夢中にさせる要素がたくさん! 子どもがゲーム好き・動画好きになるのはしかたない」こと、書籍※でも説明されていたのに。理由として考えられるのは、
①聴覚過敏の傾向があって、「いきなり流れてくる、自分の求めていない音声情報」が苦手である。
②「自分が頑張っている」という認識があるから、ゲームや動画に走る姿を「楽な方にばかり逃げている」と判断してしまう。
こんなところかな~。
とりあえず、自分にとって「地雷」となりうる相手の言動が何なのか、再確認できたのは一歩前進です。これらの言動に再びぶつかった時どう対処するか……怒りをあらわにするのでなく、「6秒数える」「いったんその場から立ち去る(私の場合、二階の書斎か庭に出ると効果的)」。こういう、アンガーマネジメント的手法を地道に実践していれば、安易に怒りを爆発させない習慣が身につく、はず……。まあ、精進します!
※【実践編その5】でご紹介した、『うちの子、ゲームして動画ばっかり見てますけど大丈夫ですか!?』(マンガ/アベナオミ、監修/森山沙耶、株式会社KADOKAWA)
10月後半の自己評価は以下のとおり。
あれ、「子どもと過ごした時間」は「1」の評価じゃないのかな? うーん、怒りをぶつける場面も多かったけど、話を聴く時間もとれたと思うので、ぎりぎり「2」で。仕事は、そして前回【その8】で触れた創作は、次回の実践報告で詳しくお話します!