大量の夏野菜とともに我が家に訪れたもの、そして小さな決意。

実家から大量の野菜をもらうようになって我ながら料理が冴えている。昼のひとり飯のアイデアに事欠かず、夕食はここ一週間ほど子どもたちから高評価。ナス、キュウリ、トマト、ピーマンといった夏野菜を子どもたちが意外と好むことがわかった。ジャガイモや玉ねぎもどっさりもらっている。

庭には処理しきれないほどの大葉が生えており、使うときはたいてい根っこから引き抜く。庭の水道で土のたっぷりついた根を中心に洗い、台所で葉っぱを千切ってざるに入れてもう一度洗う。大きい葉っぱは天ぷらに、小さい葉っぱは刻むでもなくそのまま大人のおかずに盛る。好き嫌いの多い娘も大葉の天ぷらは気に入ってくれた。

食材が豊富にあるというのはやはりいいことだ。一度にこの量を買うことはまずない、というボリュームの野菜が冷蔵庫にあると、作り置きおかずをどんどんやる。ナスを縦半分に切って両面をオリーブオイルでこんがり焼き、バルサミコ酢とはちみつをかけて時間をおくだけのマリネ。オリーブオイルまたはごま油、酢、めんつゆなどを混ぜ合わせた液で作る乱切りしたキュウリの浅漬け。ナスの揚げびたしもやった。

スピード料理が可能なのも夏野菜の魅力だ。汁物などで一度に多種類消費できるし体も温まるから冬野菜派だと自認していたが、夏はやはり夏野菜を食べたい。ピーマンをカットしてタッパーに入れ、塩昆布をかけて蓋をしてかしゃかしゃ振るだけで立派なおかずになる。時間をおいたピーマンはししとうのような苦みを帯びることもあるが、これまた意外と子どもたちが食べてくれる。なすときゅうりを薄切りしてゆかりと和えるおかずも人気だ。たたききゅうりは先日、娘が作ってくれた。ビニール袋に入れたキュウリを袋の上から麺棒で叩き、かつお節と醤油とごま油で味付け。きゅうりが淡白だからこそ味付けが生きる。青臭さも良い。

昨日は鶏ミンチと皮をまだらに剥いたズッキーニ、キュウリを粒マスタードで炒めたものに、やはり皮をまだらに剥いたナスをマヨネーズで炒めたものを和えてみた。ナスと他の食材を同時にフライパンに入れなかったのは濃い紫が全体に移ることを防ぐ意図だ。前者をマスタード・後者をマヨネーズで炒めたことに深い意味はない。2つの調味料を混ぜる手間を惜しむ一方、両方とも使ってみたかっただけに過ぎない。食べてみたところ、違和感はなかった。食材それぞれ、そして2種類の調味料それぞれの相性の良さだろう。

これにキュウリの浅漬け、ピーマン塩昆布、豆腐とミンチのスープ。このスープはテレビで「高級中華がゆ風」と紹介されていたものをアレンジした。テレビでは米に代えて絹ごし豆腐を煮た鍋に、細かく裂いたサラダチキンを加え、クックドゥの香味ペーストで味付けし、器に盛った後でごま油を垂らすというものだった。これをまねしたくてサラダチキンも絹ごし豆腐も買っていたのだが、賞味期限の関係もあって鶏ミンチでやってみることに。まず鶏ミンチをお湯で煮て粗みじん切りしたシメジを入れ、さらに絹ごし豆腐を加えて香味ペーストを。最近はごま油の減るペースがやたら早いので、器に盛ったスープには代わりにラー油を垂らした。

これらのおかずすべて子どもたちに大好評。我が家では野菜嫌いで鳴らす(こども園ではなんでもよく食べる優良園児)娘がすべてのおかずをお替りした。大食いかつ好き嫌いの少ない息子はもちろんお替りした。ラー油は子どもたちのスープには垂らしていなかったが、大人がかけるのを見ると俄然かけたがり、食べたらおいしいおいしいと興奮。ラー油も、炒め物に使った粒マスタードも、息子が食事に加わって以来、「幼児の口には合わないだろうから」という理由で食卓から遠ざけていた調味料だ。ごく最近、数年ぶりに購入したらこの反応の良さ。こういう味付けを子どもたちが喜ぶようになったという点に時の経過を感じる。

腹いっぱい自慢話をたれたところで、ひとつ決意を述べる。ブログで夕食・昼食ネタを写真とともに載せてきたが、今後、写真は載せない。そもそも撮らない。理由はただひとつ、「食べる前にパシャ」という行為を私自身が好かないからだ。もう1か月近く前のことになるが、佐賀市大和町のカフェフクシアであつあつのメープルトーストが運ばれてきてすぐに私がやったことは、写真を撮ることだった。撮りながらお店の人に対して感じた罪悪感と、自分自身に感じた嫌悪感を覚えている。それはうっすらした感じようではあったが、無視していいようなものでもなかった。私は本来、食べるときは食べることに集中したい人間だ。

グルメスポットや家庭での食事を日常的にSNSで投稿している人たちを批判したいわけではない。ただ、私の感覚としてはしっくりこないし、もうやりたくないというだけだ。佐賀のグルメを教えあうSNSグループも、一度も投稿することなく脱退した。

未練で、6月中頃に撮ったひとり昼飯の写真を一枚。

ナスと玉ねぎと大葉にサバの水煮缶をかけた? 時間が経過しているのではっきり覚えていないが、一皿でボリューム満足のスピードおかず。

今後、食事をネタにするときは文章と、イラストのみで説明したい。イラストを描くのは写真を撮るのに比べて手間暇とられる点がネックだが、「食べる前にパシャ」はもうやりたくないから、挑戦してみる。食べ物の写真撮影の経験値を上げるタスクは? 取材に行くことで解決しよう。いいわけがましいけれど、このブログで載せてきた写真より断然いいんですよ、私が仕事で撮った写真。蛇足!

 

 

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