アートを纏う。風を纏う。「ぱたんこ屋 髙木康子展」は9月6日まで。
佐賀市白山のギャラリー遊にて「ぱたんこ屋 髙木康子展」が開催されています。初日は「さをり織り」作家の髙木さんご本人が在廊されており、各地からファンが訪れて、とっても賑やか。関西弁で気さくに話しかけてくれる髙木さんの陽気さにつられて初対面どうしも言葉をかけあう温かい雰囲気になりました。
地元の大分県竹田市で「さをり織り」教室を営む髙木さん。「染める・織る・縫う」の工程をお一人でされています。作品のコンセプトは「アートを纏う」「風を纏う」。美しくて見た目にも楽しく、かつ、堅苦しさがなくて軽やかに纏えるもの。身に着けることで心が弾むもの。そんな作品ばかりです。
作品のテーマは、例えば「縄文」だったりします。太古の昔の大胆なデザインから着
想を得た、自由なイメージと力強いイメージを兼ね備えたお洋服です。しゃちほこばった服を纏った体がぎゅっと縮こまるのは人間本来のあり方ではない、という髙木さんの思いが反映されています。
ギャラリー遊、今回の展示では2階まで展示スペースになっており、広い部屋で嬉しそうに試着を繰り返すお客さんの姿が。髙木さんの自由な感性を皆が楽しんでいました。展示は9月6日までなので、お急ぎを。
(初出:potari/https://potari.jp/2020/09/5647/)