さらば今年のたけのこ

前回の投稿から4日経ってしまったが、娘が喜んだ昼のスパゲッティについて触れておく。幸い娘のやけどは順調に治癒している。

追いつかない。きょうのめにゅうわ、すぱげってぃ。

焼きそばみたいに見えるけど、スパゲッティ。名づけて春の味覚スパゲッティ(センスなし)。

材料:スパゲッティ麺、たけのこ、キャベツ、鮭フレーク、塩昆布

以上。シンプル。スマホで撮ったとはいえ写真が本当の本当の本当にまずくて残念だ。うまいのです!

たけのこと春キャベツが旬だし、鮭フレークと塩昆布があれば他に調味料なんかいらない。茹でて炒めて、簡単。幼児と2人の昼ご飯はこういうのが楽で早く作れるのが一番いい。

そろそろたけのこも終わりだ。うちの実家は(大した資産価値もないはずだが)山を持っているので、たけのこは毎年とれる。いまだに湯がき方ひとつ知らない私だが、母が最初の湯がきたけのこを持ってきてくれるときは本当に嬉しい。

何が嬉しいかというと、冬の終わりと春の到来を実感するからだ。先ほどの一文は駄文である。冬が終わり春が来るのは当たり前のことだから。冬の終わり・春の到来、目的に合わせて一方を使えば事足りるはずだ。

けれど、私の実感としてはやはり、冬が終わって春が来たな、というところなのだ。

冬の冷蔵庫に入っているのはゴボウ、ニンジン、れんこん、白菜などである。煮物、豚汁、鍋料理などに使える便利なものばかりで、それらが非常に好きでもある。

でもたけのこを目にすると、すっかり馴染んでいた冬の食卓が、これからぱあっと春色になっていくのだなあと実感する。馴染んだ景色も良かったけれど、変化もいいものだ。四季があるのだから変化があるのは当たり前だし、その当たり前がありがたくもあるなあ。そんなことを思う。

たけのこは超便利食材で、和食・洋食・中華風と何でも使えるし、いろんな食材と相性が良い。もちろんおいしい。

でも、私にとっての「たけのこが好き」は風味や食感、食材としての使い勝手の良さを差し置いて、存在そのものが春を実感させるという1点にあるような気がする。

 

 

 

 

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